車一括査定サイトは1回の申し込みで複数の車買取業者に査定を依頼できるため、比較しながら高価買取してくれる業者を見つけやすいサービスです。

100社以上の提携業者の中から車種や状態、地域などを考慮して、最適な買取業者を絞り込んでくれます。
サイトの使いやすさ、比較できる車買取業者の数などを考慮した、2025年の車一括査定サイトのおすすめランキングは以下のとおり。
電話なしで一括査定を受けたいというニーズは多くありますが、車の状態を確認しないと正確な査定ができず結果として査定額が下がる可能性があるため、車買取業者との連絡は不可欠です。
査定額上位3社のみ電話連絡をする仕組みや一括査定サイトの運営会社が電話連絡を代行するサービスなど、複数業者からの電話なしで査定を受けられる工夫がされています。
車一括査定とは?基本をわかりやすく解説

車一括査定サイトはスマホで申し込みができ、買取業者が競争するため査定額が高くなりやすいので、手軽に高価買取を希望する人におすすめです。
概算の中古車買取相場がすぐにわかるため、買取業者同士の比較も簡単。
複数の業者に個別に連絡する手間が省けるので短時間で査定額を比較でき、車を早く売ることができるでしょう。
一度の情報入力で複数の査定額を比較できる
車一括査定は、大手の中古車販売事業者や買取専門の企業が運営しており、ユーザーから査定申し込みを受け付けて、提携している車買取業者に情報を送信しています。
ただし、提携している全ての車買取業者に情報を伝えるわけではなく、ユーザーの住所や車種に応じて5~15社に情報を提供します。

自宅に近い車買取業者が効率よく見つかって、意外な高値で買い取ってくれる場合もあるでしょう。
査定に来てくれるタイミングや売却後の入金スピードも比較できるので、車を早く現金化したい人にも向いています。
複数の買取業者が競うから高額査定が出やすい
車一括査定サイトに参加している車買取おすすめの業者は、仕入れ台数を増やし売上を伸ばすため、競合する他の車買取業者よりもできるだけ高額な査定額を提示しようとします。
人気のある車種や状態の良い車は車買取業者間での競争が激しくなり、査定額が大幅にアップすることも。
輸出ルートを持つ車買取業者なら海外で需要の高い車を高額で買い取ったり、地域密着型の車買取業者は軽自動車やコンパクトカーを高額査定することもあるでしょう。
近隣で競合している車買取店同士を比較しながら交渉すれば、買取価格を上げてもらえる可能性があります。
車買取業者からの電話対応で時間が取られるのを避けるには?

車一括査定サイトを利用すると、多くの買取業者から電話がかかってきて時間を取られるのがデメリットといえるでしょう。
車買取業者との電話を減らすのにおすすめの方法は以下のとおりです。
- 電話連絡が少ない車一括査定サイトを選ぶ
- 申し込み時に「メールでの連絡を希望」と記入しておく
一般的な車一括査定サイトは「最大10社に査定依頼」という設定になっていますが、MOTAやCTN車一括査定では車買取業者から提示された概算価格をチェックして、上位3社のみが連絡を取れるような仕組みです。
オークション形式の車一括査定サイトは、入札に参加する車買取店に代わって専門の査定士が出張査定をおこなうため、電話連絡はオークション運営会社の1社からしか来ません。
ただし、電話連絡を少なくすると査定額を比較しにくくなるため、納得できる価格に達しない場合があります。
連絡方法の要望を出せる車一括査定サイトならメールによる連絡を要望してみましょう。
中には自動で電話をかける車買取業者もあるため全ての電話をなしにはできませんが、一部の業者はメールでの対応を受け付けています。
【2025年最新】車一括査定サイトおすすめ一覧
車一括査定サイトは数百社から数千社の車買取業者と提携していますが、実際に査定に来てくれるのは自宅や指定場所まで出張できる業者に限られます。
そのため、提携業者の数だけで判断せず査定を依頼できる業者の数や、申し込み後の電話の多さなども比較して使いやすいサイトを選びましょう。

一括査定サイト | 提携業者数 | 交渉業者数 | 査定方式 | 公式 |
---|---|---|---|---|
MOTA | 1,000社以上 | 最大3社 | 事前査定 | 詳細 |
ナビクル | 160社以上 | 最大10社 | 一括査定 | |
CTN車一括査定 | 600社以上 | 最大3社 | 事前査定 | 詳細 |
カーセンサー | 約700社 | 最大30社 | 一括査定 | 詳細 |
カババ | - | 1社 | フリマ | 詳細 |
カチエックス | 400社以上 | 1社 | オークション | 詳細 |
車選びドットコム | 200社以上 | 最大10社 | 一括査定 | 詳細 |
ユーカーパック | 8,000社以上 | 1社 | オークション | 詳細 |
セルカ | 7,700社以上 | 1社 | オークション | 詳細 |
carview(カービュー) | 300社以上 | 最大10社 | 一括査定 | 詳細 |
楽天Car車買取 | 2,000社以上 | 1社 | オークション | 詳細 |
一括査定ドットコム | 300社以上 | 最大10社 | 一括査定 | 詳細 |
査定方式で迷った時は「車一括査定の選び方」を参考にしてください。
※当サイトのおすすめランキングは以下の独自評価基準と大手ランキングサイト、一括査定サイト調査結果をもとに順位を決定しています。
MOTAは査定だけでも最短3時間後に買取金額が分かる

提携車買取業者 | 1,000社以上 |
---|---|
電話がかかってくる件数 | 最大3社 |
査定方式 | 事前査定 |
車一括査定サイトのMOTAは、査定申し込みフォームに入力してから最短3時間で事前査定の金額が提示されます。
最短3時間後に、最大20社の概算査定額をWEBで見られる
引用元:MOTA
査定の申し込みは、公式サイトからスマホで45秒あれば入力は完了するので、忙しい時でも簡単に済ませることが可能。

MOTAは買取価格が高い順に3社しか電話がかかってこないため、しつこく営業されるストレスを減らすことができ、それぞれの車買取業者とじっくり相談することで、車を高く売却しやすいでしょう。
電話で価格交渉したい業者を増やしたい場合は、4社目以降の車買取業者をWebで追加できます。
>> MOTAの詳細はこちら
ナビクルは車買取業者からの電話を止めるキャンセル依頼が可能

提携車買取業者 | 160社以上 |
---|---|
電話がかかってくる件数 | 最大10社 |
査定方式 | 一括査定 |
車一括査定サイトのナビクルでは、申し込み後に車買取事業者からの電話連絡を止めることができるので、早々に売却先が決まったりしつこい営業の連絡があったりした時にはキャンセルを依頼しましょう。
ナビクルの一括査定キャンセルは電話で受け付けています。
0120-049-656 (受付時間:8時〜21時)
無料だからといって安易にキャンセルするとナビクルを一定期間利用できなくなり、他の一括査定サイトを利用したとしても同じ車買取業者に警戒され査定額が下がる可能性があります。
ナビクルは業者からかかってくる電話の数を最大10件としていますが、自宅に近い車買取店を自動的に選んで査定を依頼するため、たくさんの電話がかかってくるとは限りません。
当サイトで独自に調査したところ査定の依頼先は平均3社~6社でした。(2025年5月現在)
地域 | 査定依頼先 |
---|---|
北海道札幌市豊平区 | 6社 |
岩手県一関市 | 3社 |
東京都足立区 | 6社 |
栃木県宇都宮市 | 6社 |
大阪府大阪市淀川区 | 6社 |
熊本県熊本市北区 | 3社 |
沖縄県那覇市 | 3社 |
車査定の依頼先が増えれば高額買い取りの可能性は高くなるため、安く買い叩かれて損する心配を減らせます。
>> ナビクルの詳細はこちら
CTN車一括査定は最大3社と車の買取価格を交渉する

提携車買取業者 | 600社以上 |
---|---|
電話がかかってくる件数 | 最大3社 |
査定方式 | 事前査定 |
CTN車一括査定に申し込むと、買取価格の高い上位3社のみを厳選してくれるため、営業電話は最小限に抑えられます。
上位3社以外に個人情報は開示されないので、見知らぬ業者から電話はかかってきません。
600社以上の提携業者の中から、売却する車に合った業者が査定に参加するため、種類や状態に最適な車買取店が見つかります。

事前に買取店から高価買取可能な車両をヒアリングしマッチングをおこなっている
引用元:CTN車一括査定
申し込み後は遅くても翌営業日には連絡があり、自宅や希望の場所にて出張査定をしてくれます。
>> CTN車一括査定の詳細はこちら
カーセンサーの一括査定は最大30社の車買取業者と交渉できる

提携車買取業者 | 約700社 |
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電話がかかってくる件数 | 最大30社 |
査定方式 | 一括査定 |
カーセンサーの車一括査定は、最大30社へ同時に査定を依頼できるため最高額が見つかりやすく、どこに売ればいいかわからない人でも損をせずに売却できます。

売りたい車の情報を入力すると、査定をおこなえる車買取業者が自宅に近い順番で一覧表示されるので、隣に表示される詳細ボタンで店舗を調べて依頼先を減らすことも可能です。
連絡希望の時間帯は要望できますが、多くの車買取業者から一気に連絡がくると混乱するため、対応できる時間を考えて申し込みましょう。
カーセンサーの車一括査定は車種や年式などの他に、本体色や傷の状態、アピールポイントなどの詳細情報を入力できるので、概算の査定額であっても精度の高い金額が提示されます。
>> カーセンサーの詳細はこちら
カババの出品で車が売れないときは一括査定に切り替えできる

提携車買取業者 | - |
---|---|
電話がかかってくる件数 | 1社 |
査定方式 | フリマ |
カババは車を買い取るのではなく、個人売買を仲介する自動車フリマサイトです。
売りたい時期までに売却できなければ、一括査定に切り替えてもっとも高く買い取る車買取業者を探してくれます。

いずれの場合も連絡があるのは1社のみなので、電話を避けたい人にもおすすめです。
公式サイトのカンタン無料出品査定に申し込むと、カババのスタッフが出張査定をおこない最適な価格を決めてカババのWebサイトに出品します。
購入希望者からの対応はすべてカババで代行するため、知らない人に個人情報が漏れてしまうことはありません。
また、売却手続きなども全てカババが代行します。
カババは匿名出品のため、購入者に身元がバレてしまう心配はありません。
引用元:カババ
出品と出品キャンセルの手数料は無料ですが、車が売れた場合は以下の手数料が必要です。
システム利用料 ※出品価格が200万円未満 | 55,000円 |
---|---|
システム利用料 ※出品価格が200万円以上 | 110,000円 |
所有権解除手続き代行 | 22,000円 |
カババは車買取ではなく仲介なので売却完了までは3週間近くかかる代わりに、車買取業者の中間マージンを省いているため高額で売りやすいといえるでしょう。
>> カババの詳細はこちら
カチエックスの車一括査定は写真アップロードで査定がおこなわれる

提携車買取業者 | 400社以上 |
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電話がかかってくる件数 | 1社 |
査定方式 | オークション |
カチエックスの車一括査定は、売りたい車の写真をアップロードすると全国の車買取業者がオンラインで査定をおこない売却先が決まります。

出張査定や電話なしで一括査定を利用できるため、業者からしつこい営業を受けることはないでしょう。
カチエックスで車を売る流れは以下のとおり。
- 車種、年式などの車両情報と申込者の情報を入力する
- 売りたい車の写真をアップロード
- 車買取店による一括査定がおこなわれる
- カチエックスのスタッフから査定結果の連絡
- 車両の引き取り
- 代金の受け取り
申し込みで電話番号を入力しますがカチエックスとのやりとりは原則SMSかメールなので、査定だけでは電話がかかってくることはありません。
売却が確定した場合は売り先となる車買取業者に電話番号が開示され、車を引き上げる日程調整などを自分でおこないます。
>> カチエックスの詳細はこちら
車選びドットコムは概算価格をすぐに表示するから比較しやすい

提携車買取業者 | 200社以上 |
---|---|
電話がかかってくる件数 | 最大10社 |
査定方式 | 一括査定 |
車選びドットコムは車一括査定に申し込むと画面上に概算価格が表示されるので、連絡があった車買取業者の査定価格をすぐに比較できます。
車買取業者からの買取金額が低い場合には、概算価格を提示して高価買取の交渉にも使えるでしょう。

車選びドットコムは全国20万台以上の中古車情報を掲載する中古車情報メディアで、豊富なデータベースから最新の買取価格を提示してくれます。
車選びドットコムで利用している販売管理システムから買取価格・下取価格データを分析して車買取最新情報をご用意
引用元:車選びドットコムの一括査定について
査定依頼先は最大10件となっており、査定を希望しない業者があれば申し込み時に除外できます。
>> 車選びドットコムの詳細はこちら
ユーカーパックの車一括査定は手数料無料のオークション形式

提携車買取業者 | 8,000社以上 |
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電話がかかってくる件数 | 1社 |
査定方式 | オークション |
ユーカーパックは、最大8,000社の加盟店が入札して最高値の車買取業者に売却する、オークション型の車一括査定サイトです。
一般的なオークションサイトと違い車が売れたときでも手数料は一切かかりません。
出張査定や電話のやり取りは1社だけになるため、トラブルが起きる確率はほとんどないといえるでしょう。

ユーカーパックに申し込むと、自宅や提携店舗で査定がおこなわれ出品ページに掲載されます。
オークション当日に車買取業者から入札があり、希望の価格に達していれば売買は成立です。
車買取業者が競い合うことで高価買取が期待できる反面、複数の査定を比較できないのがデメリットです。
>> ユーカーパックの詳細はこちら
carview(カービュー)車買取は近所のオートバックスで査定を受けられる

提携車買取業者 | 300社以上 |
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電話がかかってくる件数 | 最大10社 |
査定方式 | 一括査定 |
carview(カービュー)の車買取はオートバックスと提携しており、近隣に店舗があれば車一括査定の申し込み先として表示されます。
早く車を売却したいなら電話連絡があった時に事情を話し、オートバックスの店舗に出向いて査定を受けるのも一つの方法です。

自宅近くにオートバックスの店舗がない場合は、その他の買取業者が表示されるので希望する査定依頼先を選択しましょう。
carview(カービュー)車買取の査定申し込み入力情報の確認画面で「Yahoo! JAPANのマイカーページに車両情報を登録」と表示されますが、車を買い替えてから登録するのがおすすめです。
>> カービューの詳細はこちら
楽天Car車買取(旧楽天Carオークション)は売却までの流れをサポートしてもらえる

提携車買取業者 | 2,000社以上 |
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電話がかかってくる件数 | 1社 |
査定方式 | オークション |
楽天Car車買取は、週2回開催されるライブ型オークションに出品することで車を売ることができる一括査定サイトです。
全国から2,000社以上の中古車販売店が参加していますが、楽天が電話のやり取りを代行してくれるためしつこい営業の電話はかかってきません。
Webで一括査定に申し込み後は、楽天のアドバイザーによって車の検査やオークションの準備、売却後の手続きまでサポートを受けられます。
楽天Car車買取で車が売れるまでの流れは以下のとおりです。
- Web申し込み後にオークションアドバイザーが車を検査
- オークションへの出品を準備する
- 毎週2回(火・金)開催のライブオークションが開催される
- 売却先が決まったら昼間の引き渡し
オークションの落札手数料は無料ですが、成約した場合のみ手数料として22,000円が必要です。
セルカは最高値を付けた車買取業者に売るだけのオークション型一括査定サイト

提携車買取業者 | 8,000社以上※ |
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電話がかかってくる件数 | 1社 |
査定方式 | オークション |
※2025年7月現在
中古車オークションのセルカは、自分の販売ページを作成して買取業者からの入札を待つオークション形式の一括査定サイトです。

やり取りはセルカ1社とだけとなり、セルカ以外との電話なしで車を売ることが可能。
セルカで車を売る流れは以下のとおりです。
- Webの査定フォームから申し込む
- 1営業日以内にセルカサポートから電話で説明がある
- 車を売るためのマイページを開設する
- セルカの査定を受ける
- オークションに出品する
- 車を引き渡して売却代金を受け取る
オークションは売切金額(最低落札価格)を設定できるため、自分の希望する買取価格に達しなかった場合は無料でキャンセルできます。
自分の車が市場でどのくらい評価されるのか試してみたい人に最適な車一括査定サイトといえるでしょう。
>> セルカの詳細はこちら
車買取の一括査定ドットコムは48時間以内に査定の連絡がある

提携車買取業者 | 300社以上 |
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電話がかかってくる件数 | 最大10社 |
査定方式 | 一括査定 |
一括査定.comに申し込みを済ませた後は、原則48時間以内に車買取業者から連絡があります。
早ければ1~2日のうちに売却することも可能なので、急いで車を現金化したい人におすすめです。
carview(カービュー)に加盟している車買取業者と提携しているため、全国規模の買取店舗に査定を申し込むことが可能。
入金が早い業者やスポーツカー買取が得意な業者など、車を売りたい事情に合った売却先を見つけられるでしょう。
独自に選定した人気車種の車買取相場表を掲載しており、最高買取価格から最安の買取価格までをワンクリックで調べることができます。
車一括査定はやめたほうがいい?ウワサの理由を検証

車一括査定は100以上の車買取店が参加するため、高値で売れる可能性が高まる一方で複数の業者と交渉しなければなりません。
中には評判の悪い業者が紛れていることもあり「今すぐ決めないとこの価格では買い取れない」「隠れた不具合が見つかった」などと理由をつけて、最初の査定額から減額されたり売却を急かされたりしてトラブルになることも。
車の売却は特定商取引法のクーリング・オフ制度が適用されないので、一度契約すると後から変更できません。
一般的に、車の売買は消費者がよく検討した上で契約を結ぶものとされ、クーリング・オフの対象外となっています。
引用元:日本自動車購入協会
そのため、契約を変更できず後悔した人による「車の一括査定はやめたほうがいい」という声がウワサとして広がることもあります。
しつこい営業や強引な交渉を受けることがある

中古車の買取に成功すれば自社の売上を上げられるだけではなく、他社の売上を減少させることができるため積極的に買い取りをおこないます。
そのため「他の業者と比べずにうちに決めてほしい」と圧力をかけて買い取ろうとする車買取業者もいるでしょう。
他の車買取業者と交渉されると査定価格の釣り上げにもつながるので契約を急ぐ傾向があります。
車一括査定に申し込んだ後に発生しやすい、しつこい営業や強引な交渉の事例は以下のとおりです。
- 査定時に強引に契約させられ、車を持っていかれた。
- 契約後すぐにキャンセルを申し出たら、高額なキャンセル料を提示された。
- 引き渡した10日後に、事業者から一方的に契約を解除すると言われた。
引用元:自動車公正取引協議
交渉が不安な人は、家族や友人がいる時間帯を選んで出張査定に来てもらう、無理に契約せず「他の業者と比較します」とハッキリ伝えるなどの対策を取りましょう。
市場価格などの情報を十分に把握しないまま査定を受けると、提示された価格を鵜呑みにしてしまい考える時間がないまま契約に至ってしまうことがあります。
車の買取価格を公表しているサイトなどで査定金額の相場を調べておき、しつこくくいさがる車買取業者に対して高額買取を求めてみるのも交渉を有利に進める一つの方法です。
車買取業者から迷惑行為を受けている場合は、車一括査定サイトの運営元や以下の機関に相談してください。
相談窓口 | 電話番号 |
---|---|
消費生活相談窓口 | 消費者ホットライン「188」番 |
JPUC車売却消費者相談室 | 0120-93-4595 |
車一括査定で複数業者の査定を受けた際、1社のみが他社よりも飛び抜けて買取価格が高く、その場で契約を急かされた場合は、後から大幅に減額される可能性があります。
高額査定は魅力的ですが、安易に飛びつかず買取価格が高い理由を具体的に聞き出し、契約後の解除違約金や買取金額の減額に関する契約内容を必ず書面で確認しましょう。
買取業者からの電話が一気にかかってくる

車の一括査定に申し込むと、車種や走行距離のデータと一緒に電話番号などが複数の買取業者に送信されるため、申し込み直後から一斉に電話がかかってきます。
1社と通話しているうちに着信通知や留守番電話が何通も入り、電話に出られなかった車買取業者からはショートメールが届くことも。
中にはしつこい営業をする業者もいるため、これをストレスに感じて「やめたほうがいい」と思う人も少なくありません。
しかし、車買取業者は自社の都合に合わせて電話をかけているので、全ての電話連絡を一気に受けようとはせず後で折り返すなど自分のペースに合わせて対応しましょう。
電話の方が早くて詳細な情報を伝えられるので交渉を進めやすいといえますが、最近では電話が少ないことを特徴とした車一括査定サイトもあります。
車買取業者からの電話連絡が少ない一括査定サイトは以下のとおりです。
電話の数 | 車一括査定サイト | 特徴 |
---|---|---|
1社 | カババ ユーカーパック カチエックス 楽天Car車買取 | 電話が少ない代わりに査定金額を比較しにくい |
3社 | MOTA CTN車一括査定 | 3社以上も追加できる |
メール対応可 | カーセンサー カチエックス | 車の引き上げ時には電話連絡が必要 |
一括査定サイトに登録されている買取業者の中には全国対応していない業者もあるため、実際に査定を依頼できる業者の数は地域によって異なります。
また、査定申し込み時に買取業者を選択できるサイトも多く、登録された業者すべてから一斉に電話がかかってくるわけではありません。
名前や電話番号などの個人情報が業者に送信される

一括査定サイトでは、氏名、郵便番号、電話番号、メールアドレスなどを入力するため、提携している複数の車買取業者に個人情報が送信されます。
個人情報の取り扱いに不安がある場合は、一括査定サイトが提携している車買取業者のプライバシーポリシーを事前に確認しておきましょう。
大手の車一括査定サイトでは、身に覚えのない電話に関する相談窓口を設けているため、一括査定が原因と思われる電話があった場合は相談窓口で対応してもらえます。

車の売却が決定した後は、車両で記録している以下の情報も忘れずに消しておきましょう。
- カーナビの位置情報
- 点検記録簿の個人情報
- 車内の忘れ物
- ドライブレコーダーの記録
- Bluetoothで転送された連絡先
車一括査定の選び方!参加する買取業者が多いほど高額査定になりやすい

車の一括査定サイトは、提携している車買取業者が多いほど競争が激しくなり査定額が上がりやすくなります。
特定の車種の買取に強い業者や、幅広い販路を持つ中古車販売店なども参加しているため、思わぬ高値がつくことも。
一度の申し込みで複数の車買取業者と交渉できるので、短時間で車を売りたい方にもおすすめです。
査定方法 | こんな人におすすめ | 売却に向いている車 |
---|---|---|
一括査定 | とにかく高く売りたい 電話連絡に抵抗がない 価格交渉ができる | 年式が新しい 走行距離が少ない 一般的な人気車種 |
事前査定 | 大量の電話連絡を避けたい 厳選された業者と交渉したい 一括査定がはじめてで不安 | 軽自動車やミニバンなど相場が安定している 車両の状態が平均的 |
オークション | 高値買取の可能性を重視 売却まで時間がかかってもいい 一括査定の手続きを代行してほしい | 希少価値が高い カスタム車で相場が分かりにくい 古くて走行距離が多い |
買取業者が多い車一括査定サイトは地方の軽トラも高く売れる

車の査定に参加する業者の数が多いと、複数の査定額を比較しながら最高額を提示した業者に対して更に価格交渉をおこなえるなど、車を売るのに有利な条件を引き出しやすくなります。
一方で、車一括査定サイトを使わず近隣の車買取専門店などで査定を受けた時に「これが相場です」と提示されても比較できる業者がないため、それが本当に適正な買取価格なのか判断しづらくなります。
たとえば、地方にお住まいで車買取専門店が周囲にない場合、車一括査定サイトを使えば農作業用の軽トラックや雪道に強い四輪駆動車など、特定の車種を積極的に買い取る車買取店が業者とつながって高額買取になることも。
車買取業者によって得意な車種や販売ルートが異なるため、車の市場価値を最大限に評価できる業者であれば、高い買取価格を提示してくれるでしょう。
複数の車買取業者と交渉できる車一括査定サイトは以下のとおりです。
買取価格が高い上位数社のみ連絡が取れる事前査定型の車一括査定サイト

複数の査定額を比較しつつ、しつこい営業電話を避けたいなら、買取価格の上位3社のみと交渉可能な事前査定型の車一括査定サイトがおすすめです。
車一括査定サイトが提携している車買取専門店の中から、査定金額の高い順に3社を自動的に抽出してくれます。
買取価格の上位3社から電話連絡があるので、価格の交渉をしながら売却の手続きを進めましょう。
3社以上の車買取業者と交渉したいときは、後から追加することも可能です。
申込者の個人情報は交渉する車買取店にしか共有されないため、査定額の低い業者に電話番号や住所を知られる心配がありません。
Webで申し込みを済ませると、車の情報が車一括査定サイトと提携している買取業者へ一斉に提示され、最短3時間から翌営業日には概算の買取価格が分かります。
買取価格の高い業者とだけ交渉できる事前査定型の車一括査定サイトは以下のとおりです。
オークション型一括査定サイトは電話連絡を最小限にできる

オークション型一括査定サイトとは、車の情報をサイトに登録し提携する複数の買取業者がオンラインで入札を行うシステムです。
最高額を提示した業者、または車一括査定サイトの運営会社とやり取りするため、電話連絡は1社だけに抑えられ、しつこい営業電話を受ける心配が少なくなります。
できるだけ高く売りたいけど、複数業者からの営業電話を避けたい人に最適です。
オークション出品には車の写真が必要で、一括査定サイトによっては担当者が撮影を代行する場合もあれば、自分で撮影して送ることもあります。
オークションは毎日ではなく週に数回の開催となっているため、出品から売却完了までには数日から1週間程度かかるでしょう。

電話連絡が最小限になるオークション型車一括査定サイトは以下のとおりです。
車一括査定の流れは?自宅で査定と引き渡しまで完了する
車一括査定サイトなら、申し込みから買取業者とのやりとりまでスマホで手軽に進められます。
申し込みが完了すれば、実車の査定がおこなわれる前に相場価格や各社の概算買取価格が表示されるため、希望の買取金額に達していない業者は断ることも可能です。
査定に参加する車買取業者がわかったら、事前に口コミや評判をチェックしておきましょう。
- 車一括査定サイトで申し込み開始ボタンを押す
- 車両情報と連絡先を入力する
- 概算の買取価格や相場表が表示される
- 電話がかかってきた車買取業者と査定の日時を決める
- 自宅などで実車の査定を受ける
- 車を売却する買取業者と契約を結ぶ
- 車を引き渡す
- 車を売った代金が入金される
一括査定サイトは、事前査定やオークションなど方式の違いはありますが、申し込みや車を引き上げるまでの流れは共通しているので、どの一括査定を選んでも難しく考える必要はありません。
車一括査定サイトのWeb申し込みは数分でできる

多くの車一括査定サイトでは、メーカーを入力するだけで車種や走行距離の目安が自動的に表示されるため、車両情報の入力は1分程度で完了します。
申し込みに必要な車両情報は以下のとおりです。
- メーカー
- 車種
- 走行距離
- 年式
MOTAやカーセンサー買取では追加で車検時期やオプションの装備品、アピールポイントなどを入力できるので、高額査定を引き出しやすいといえます。
買取可能なエリアかを確認するために郵便番号の入力は必要ですが、番地までの詳細な住所は不要なため交渉しない車買取業者に自宅を知られることはありません。
申し込みが完了すると、車の詳しい状態や査定の日時などについての連絡があります。
出張査定は自宅か近所の駐車場で受けられる

出張査定は、自宅にいながら自分の都合の良い時間に査定を受けられるため、時間を有効活用できます。
車の一括査定は複数の業者に査定を依頼しますが、それぞれの店舗に出向く必要がないため時間とガソリン代の節約になります。
自宅の駐車場が狭い場合や人目が気になる場合は、近所の広い駐車場を指定することも可能です。
車の査定には30分~60分かかると考えておきましょう。
合計1時間ほどお時間をいただきます。 より高価の査定を行うべく、おクルマの内外装、オプションパーツ、タイヤ、エンジンと細かくチェック致します。
引用元:車買取アップル

査定でチェックされる項目ごとの所要時間は以下のとおり。
- 外装(10~20分)
- 足回り(3~5分)
- エンジンルーム(5~10分)
- フレーム(5~10分)
- 内装(5~10分)
査定後には車両のヒアリングや買取に向けた交渉があるため、同じ日に複数の車買取業者と交渉する場合は、1時間半ほど間隔を空けるのがおすすめです。
依頼先が3~4社なら同時査定にもメリットがある
実車の査定では、車買取業者に同じ時間、同じ場所へ集まってもらい、全社同時に査定を受けることができます。
メリット | デメリット |
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査定の立ち会いが1回で済む 競い合って高額になりやすい | 短時間のうちに複数の決断を迫られる 業者同士の空気感が気まずい |
同時査定は、複数の車買取業者が同時に査定をおこなうので業者ごとに日時を調整する必要がなく、時間がない人でも一括査定を有効活用できる最適な手段です。
車のアピールポイントや修復歴などの説明も一度で済むため、繰り返しによる手間も軽減されます。
複数の車買取業者が目の前で査定額を提示するため競争意識が高まりやすく、需要の高い車であれば事前の概算価格を上回る査定額になることも少なくありません。
一方で、短時間のうちに複数の査定額を提示され価格交渉が同時に進むことで、冷静に判断しにくいことがあります。
競合する業者同士が顔を合わせるため、お互いに牽制し合いぎこちない空気になることもあるでしょう。
そのため、同時査定を依頼するなら参加する車買取業者は3~4社に絞るのがおすすめです。
同時査定をおこなう場合は、実車査定の日時を決める際に複数の業者が同席することをあらかじめ伝えてください。
最優先で交渉権を得ようとする車買取業者だと、同時査定をおこなっていない場合があります。
車の一括査定で買取業者に希望額を聞かれたらすぐに言わないのが交渉のコツ

車買取で希望額を聞かれたら、金額はすぐに答えず買取業者から先に査定金額を言ってもらいましょう。
こちらから希望額を言ってしまうとそれ以上の査定額を提示する理由がなくなり、ちょうどその金額に合わせられてしまうことがあるからです。
査定額をうまく聞き出せない場合や査定前に希望額を聞かれたときは、買取相場より少し高めの金額を伝えて業者の反応を見ることで、どれくらいの買取価格が現実的なのか把握できます。
査定を受ける前に、中古車買取相場表などを参考にして買取価格の目安を持っておけば、交渉も自分のペースで進めやすくなります。
希望額に届かないとき、車買取業者から「今決めてくれれば高値で引き取る」「ウチに決めてくれたら上乗せします」といった営業トークが出た場合は、他社との比較で価格が上がるのを避けるための駆け引きとして使われるものです。
一括査定を利用しているなら複数の業者を比較できるのが強みなので「他の業者の査定額も見てから決めます」と伝えてもまったく問題ありません。
査定額だけなら無料でキャンセルできる

車を査定してもらった後に、提示された買取価格が希望の金額に達しない場合、無理に売却する必要はありません。
査定は車の価値を確認するためのものであり、正式な売買契約が成立するまでは車を売る義務はないからです。
一部の買取業者は「出張査定の時に即決を求める」「電話での口約束でもキャンセル不可」といった場合もあるので、査定を受ける時はキャンセルに関する条項を確認しておきましょう。
車一括査定は複数の買取業者に査定を受けるため、最初に来た買取業者とは気まずくなりがちですが「まだ他の査定があるので、すぐには決められません」と伝えるだけで後からキャンセルしやすくなります。
早々に売却先が決まった場合には、査定の予定が決まっている業者に対し、速やかにキャンセルの連絡を入れましょう。
キャンセルの理由については曖昧な表現は避け、他社で売却が決まったとキッパリ伝えることで、余計な交渉を防ぐことができます。
車の引渡日にそなえて必要書類を準備しておこう

車の売却が決まったら、名義変更などの手続きや買取業者から売却代金を受け取るために書類が必要になるので、手続きが円滑に進むよう事前に準備しておきましょう。
たとえば、名義変更に必要な印鑑証明書と実印がない場合は運輸支局での手続きが受理されず、自動車リサイクル券が見つからないと査定額から相当分を差し引く車買取業者もあります。
車を売るために必要な書類は以下のとおりです。
必要なもの | 備考 |
---|---|
実印 | 委任状や譲渡証明書に捺印する |
印鑑登録証明書 | 発行後1か月以内のもの。コンビニで取得できる |
車検証(自動車検査証) | 紛失したら陸運局で再発行できる |
自賠責保険証明書 | 車検証入れに保管されることが多い |
自動車納税証明書 | 当年度分の証明書か有効期限を確認する |
リサイクル券 | 紛失したら「自動車リサイクル料金の預託状況」をプリントアウトしておく |
振込口座 | 車の売却代金を振り込んでもらうための口座 |
軽自動車の売却では、実印と印鑑登録証明書が不要となり代わりに認印を使います。